正規雇用と非正規雇用の違いについて学ぶ

正規雇用は終身雇用

 正規雇用とは、いわゆる「正社員」と呼ばれる働き方のことです。基本的には終身雇用であり、またフルタイムで働くことができます。正規雇用である以上は健康保険や厚生年金保険などの社会保険に加入する義務が生じるため、あらゆる働き方の中でも一番安定していると言えます。

 しかし、正社員といえばフルタイム勤務というイメージがいまだ強い一方、「短時間正社員」という働き方も登場してきています。文字通り、一般的な「8時間労働」よりも短い時間ではあるけれど正社員として勤務するワークスタイルを指しています。

非正規雇用は様々な種類がある

 正規雇用と対極の立場にあるのが非正規雇用です。しかし、一言で非正規雇用とはいっても様々な種類があります。①パート:正規雇用の社員たちよりも短い労働時間で働く労働形態の事です。短時間正社員と少し似ていますが、こちらは非正規雇用であるという違いがあります。契約期間には定めがない場合とある場合の2種類あります。

 また、社会保険には必ずしも加入できるわけではありませんが、一定の条件を満たしていれば加入義務が生じます。②契約社員:労働期間を定めている労働契約において勤務する社員です。フルタイムで働く場合もあればそれよりも勤務時間が少なくなることもありますが、いずれにせよ、同じ会社に一定期間のみ勤務するワークスタイルです。会社側の都合や労働者の成績によっては契約更新や正規雇用への昇進が認められることがあります。③派遣社員:派遣元会社に登録した後、派遣先会社で仕事をする社員のことです。

 現場では派遣元ではなく派遣先の企業の指示を受けて勤務することになります。契約社員と同じく、労働期間があらかじめ決められている場合が多いです。④アルバイト:一時的に雇用される労働者のことです。正社員よりも短い労働時間で働き、給与は時間制で計算されます。⑤嘱託社員:定年を迎えていったん退職し、再び雇用される社員のことです。

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ブラック企業が好むフレーズとは

 高卒で就職を目指す人をひとまとめにするのは失礼かもしれませんが、ブラック企業に入社してしまう人は、得てしてあなたのような立場が多いもの。今のうちにブラック企業の見分け方を知り、間違ってもあなただけはブラック企業に入社しないように気を付けてもらいたいものです。

 ブラック企業が好んで求人に記載するフレーズがいくつかあります。「未経験者・無資格者大歓迎」、「若くて元気の良い仲間が待っています」、「若さ溢れるアットホームな職場です」、「事業拡大につき大量募集」、「頑張った分だけ稼げます」。

 上記のフレーズがあれば、まともな会社だとは思わないのが無難。もしくは、非常に入念な企業リサーチが必要とされるでしょう。

就職後すぐの管理職・重要職への登用は有り得ません

 これも求人によく書かれることなのですが、管理職を募集していたり重要職の人材を募集している時には注意しなければなりません。それが、「高卒可」、「学歴不問」、「経験不問」などとなっていると、高卒者は魅力的に感じてしまいがちなのですが、通常、経験や学歴なども関係なく管理職や重要職へ登用することは有り得ず、それがあたかも就職後すぐに可能であるようににおわせている求人は、ほぼ間違いなくブラック企業でしょう。

 大手チェーンの飲食店などでは、入社数ヶ月で店長に抜擢する例もありますが、こうしたところもブラック企業であると指摘されるケースが多く、大手と言えども、やはり慎重に応募や入社を決める必要が出てきます。

「急募」を強調の企業は確認を

 すぐに人材を確保したい企業は少なくないでしょうが、しかし、求人に「急募」のような文字があれば、企業の確認をより慎重に行うべきでしょう。大量に人が辞めない限りは、通常、そこまで急に人材を確保しなければらない事態には陥りません。数人で回しているような会社であれば別ですが、そうではない限りは、「離職率が高いために人手が足りない」と判断するのが妥当。

 就職に焦っている人は「急募」、「緊急募集」の文字に弱いもの。しかし、そこはグッと堪え、本当に入社するに値する企業なのか、ブラック企業ではないかを確認してから動き出さなければなりません。

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社会現象ともなった「ブラック企業」

 残念なことに、日本国内には「ブラック企業」と呼ばれる悪質な企業が少なくありません。

 一度でも入社すると骨の髄までむしり取るように働かされ、命を失うことも珍しくありません。就職活動においてエントリーをする前に、対象企業がブラック企業ではないかをきちんと確認しましょう。

ブラック企業って何?

 ブラック企業内において一番大きな被害を被っているのは正社員です。固定給であることを良いことに長時間のサービス残業をさせる、休憩や食事の時間を与えない、セクシャルハラスメントやパワーハラスメントが日常茶飯事といった許しがたい境遇で働かされてしまうことがあります。

 万が一社員が過労死で亡くなってしまってもその事実をひた隠しにする企業も少なくありません。警察や労働基準監督署に通報するという手もありますが、通報した末に企業が倒産した場合に社員の働く場所がなくなるという恐怖を利用しているブラック企業もあります。

 こうした企業を徹底的に避けるためにも、エントリーする前にその企業の待遇を細かくチェックし、企業の評判についても綿密に調べましょう。また明確な意義なしに圧迫面接を行うような企業もブラックであることが多いので、心当たりがある場合は安易に入社しないようにしましょう。

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良い求人も必ずあります

 最近ではブラック企業や悪徳企業関連のニュースが新聞やインターネットを賑わせ、企業全体に対する不信感も日に日に高まっています。でも、安心してください。この世の中は悪質な企業や求人ばかりではなく、しっかりした良質のものもあるのです。

良い求人を見極めるには

 良い求人を見つけるにはまず、自分がどのような待遇の企業に勤めたいのか冷静に考える必要があるでしょう。希望する勤務時間や休日、給与の内容などと照らし合わせながら丁寧に求人情報をチェックしていけば、悪質な求人に引っ掛かる可能性が低くなります。内定が決まったときも契約内容を再確認し、入社前と違いがないか調べておきましょう。

 また、事前に企業研究や業界研究を怠らずに行っておくことも非常に大事です。条件の悪い会社の求人ばかりが悪質な求人であるとは限らないからです。中には非常に魅力的な待遇を用意していても業績が悪く倒産寸前というところもあります。せっかく入社できたというのにその企業がすぐに倒産してしまっては大変に残念です。必ず、中小やベンチャー系であっても良いので成績が良く安泰している企業がどこか調べ、そうした企業を優先してエントリーするようにしましょう。

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良い求人ばかりではない!

 求人情報はまさに星の数ほどありますが、全てが良質な求人ということではありません。

 中にはいわゆる「ブラック企業」の求人や、求人内容と入社してからの待遇が一致していないことがあるので、十分な注意が肝心です。

悪い求人を見極めよう!

 膨大な量の求人を掲載している大手求人サイトを利用する際には特に気をつけたいものです。こうした大型の求人サイトには悪質な求人が含まれていることが珍しくありません。例えば、圧迫面接を行っている企業や悪徳企業、サービス残業など労働基準法違反に相当する行為を日常的に行っている企業、セクハラやパワハラの絶えない企業が全くないわけではないのです。

 また、求人情報で紹介されている待遇と入社してからの待遇が異なるものであったり、正社員として登用してもらえなかったりすることもあります。

 こうした悪い求人を見極めるには、エントリーをする前に企業の背景をじっくり探ることが必要です。ネガティブな情報に踊らされない程度に情報収集を行いましょう。また就職・転職サイトのキャリアコンサルタントやアドバイザーに相談したり、その企業に勤めている先輩がいれば実情を聞いたりし、その会社の本音を探ってみましょう。

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